windows98 日本語版でタイ語を使う

初めにお読みください(本ページについての説明と警告

▼タイ文字の入力と表示,日本語文字との混用

 windows 98日本語版はS-JIS文字コード化体系を採用しており,基本的には多言語の入力をサポートしていない.で,タイ語を入力するためのいろいろなアプリケーションが,個人・団体によって,web上でフリーソフトとして提供されている.私はこの中で,メールやブラウザのフォームでタイ文字を送るのにも使えるという点で,twin95を愛用している.(但しこのtwinには,sara "am"が上手く入力できない欠点がある.これはしかたないか.)

   twin95のダウンロードサイト:
     http://soma.npa.uiuc.edu/~kitipong/twin95/
       (ソフトの作者Kittipong Mungnirun氏のサイト内)

 ユニコード体系を利用しているIME2000がインストールされている環境でtwinを使えば,MS-Word2000文書,Excel2000のシートなどに,日本語文字・タイ文字交じりの文章を書きこむことができる(*).また,エディタでは,フォントの設定をタイ文字のフォントにしてやれば,タイ文字セットにある文字のみ,入力できる.

 以下,この文章は,タイ文字の入力にtwin95を利用することを前提として書かれています.


▼Outlook Expressを用いたメールの送信

 日本語win上でタイ文字のメールを送受信するには,Outlook Express(以下OEと表記)が非常に便利である.MSはいろいろ言われてはいるが,多言語サポートの面ではかなり上を行っているような気がする.この他,Beckey!でも,設定を行うことによってタイ文字でのやり取りが可能になる(こちらを参照).「手裏剣」ではどうだろうか.「言語」「言語の追加」などの設定項目があれば,恐らく可能だろうと思うが,手元に無いので確認できない.

 OEで,タイ文字メールを送る場合には,メッセージ上部のツールバー:「書式(O)」→「エンコード(N)」→「タイ語(Windows)」で,タイ文字セットにエンコードしてやればよい.題名や送信者名にタイ文字を用いることは出来ない.

 ※送信時だけではなく,「下書き」フォルダに一旦保存する際にも,エンコードが行なわれるらしい.タイ文字でメールを書いているときには,エンコード設定を「タイ語」にしてから保存しなければ,テキスト形式の場合,タイ文字が"?????"で置換されて,復元できない!(HTML形式の場合は,下の「蛇足」にあるようなコード変換が行なわれ,保存されるらしく,置換は起こらない.)

 タイ文字で来たメールを読むときには,「表示(V)」→「エンコード(N)」→「タイ語(Windows)」でOK.

【警告】私のOLEは最近,題名のところに上手く日本語が入力できない障害が出ている.タイ語メールを書いているせいかもしれない.

 

---------蛇足-----------

 OEは送信の際に文字種を自動判別し,

1. 文字セットに合わない符号化体系でエンコードされる設定になっている場合―――たとえばタイ文字で書いたメールが,「タイ語(Windows)」もしくは「Unicode(UTF-8 or 7)」以外の,タイ語を扱わない符号化方法でエンコードされるような設定になっている場合(デフォルトはJISなので注意).
        あるいは
2. 複数の文字セットが使用されている場合

には,Unicodeにするか,既定の文字セットで送信するか選択を求めてくるが,ここで「そのまま送信」にすると,エンコードと文字セットが正しく対応した部分(たとえばJISエンコードならJIS文字セットの部分)以外は,基本的に文字化けする(???で置換される)という結果になる.

 「基本的に」と書いたのは,以下の組み合わせによって,相手もこういった複数文字セット混在メールなどを文字化けなしに読むことが出来るからである.(送信側と受信側の条件は「かつ(AND)」である)

    ■送信側
     ・OEを使用して「リッチテキスト」形式(HTML形式)でメールを書いた場合.

    ■受信側
     ・OEでメールをダウンロードした場合
     ・もしくはHTMLメール対応webメール(Hotmail等)を使用しており,かつそのメールをIEで表示した場合

 これはリッチテキスト送信の場合,OLEが,エンコードに合わない文字を,16ビットの組み合わせを持つ,&#XXXX; (XXXXは0からFまでの値4つの組み合わせ)といった形の,HTML用コードに変換して送信しているためである.テキストメールしか読めないメーラーではこのコード"&#XXXX;"がそのまま表示されるし,ブラウザやメーラーに依存する記号なので,Netscape Navigater(以下NN)などだと"・・・・"といった形で表示されてしまう.メール送信にこのコードを使うことの利益は,あまりないだろう.

このコードは16ビットUnicodeに準拠しており,日本語文字でもハングルでもキリル文字でも,このコードを利用して記述することが出来る(つまり併用が可能).でもそれならそれで,最初からUTF-8などでエンコードするのが良いだろうが...


▼webフォームからの送信

 IE5.0でしか試みた事がなく,他ではどうか分かりません.あしからず.

■Hotmailからのメール送信

 Hotmailからは,タイ文字を使ってメールを送ることが可能.Hotmailからの着信メールのヘッダを見るに,文字セットに関する記述が何もなく,恐らく,ブラウザのフォームから送られたエンコードそのままに,8bitで何でもかんでもそのまま送信してしまっているのではなかろうかと思われる.

 

■その他のweb mailサービス

 7bitエンコード送信している日本ローカルのwebメールサービスを利用した場合には,文字化けしてしまう.

 私が利用しているfreemail.ne.jpの例を挙げると,freemailのサイトのメール送信フォームにタイ語文字列を書き込んで送信すると,Webメールサーバーでの処理過程で,タイ語文字列がS-JIS(8bit)文字列(半角カナ・漢字交じり)として解釈されてしまうようだ.そのまま8bitで送信してしまえば問題はないが,さらにこのS-JISで解釈された文字列が,JIS(7bit)でエンコードされるため,最初のタイ文字列のコードとは全く異なったコード配列のメールが送信され,結果,受信側にどの文字コードを適用しても読めないメールが届くことになるのである.

 タイのwebメールサービス(chaiyo mailなど)では,もちろんタイ文字送信可能.

Chaiyo mailからのメールのヘッダ
  > X-Mailer: ChaiyoMaiL 1.9 (sender_ip:xxx.xxx.xxx.x)
  > X-Warning: Free email service, problem report to root@chaiyo.com
  > Content-Type: text/plain; charset="tis-620"
  > Content-Transfer-Encoding: 8bit

 8bitエンコードである.また,タイ文字としてエンコードされているようで,このため,漢字等の送信は出来ない(一部を除くひらがな・カタカナは可能).

 

■ポケベルへの送信

 タイのポケベルに,ポケベル会社のwebフォームを通して,タイ文字でメッセージを送ることも可能.

【警告】webフォームからタイ語を送信していると,ブラウザの調子が悪くなってくるような気が...(ときどきフリーズする,強制終了(「Explorerのページ違反」)させられる等.)


▼webページの作成

 「メールの送信」のところで書いたHTMLコードへの変換は,MS-Wordなどで複数文字セットを混在させた文章を書き,それをHTML形式で保存したときにも生じる.当人がIEを使用している場合には気付かないのだが,NNその他を使用している人には読めていないということになる.UTF-8エンコードなどでUnicodeにするか,GIF画像で文字を表示させるか(ジジくさい)...(※最近のNNでは表示されるようになっているかもしれない.面倒くさいので確認していないが.)


間違いなどございましたら,ぜひご一報を:maa9595@ hotmail.com


【追記】その後windows 2000に乗り換えた.多言語入力に関しては非常に便利である.複数言語を使用する人はwindows 2000以降がよいのだろう.(ただし日本語環境でタイ語のパワーポイントプレゼンテーションを作っていると,恐ろしくリソースを食うようではある.)

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